[ウォーターストーリー]②
ファミレスでご飯を食べているとBさんが、一人で入ってくる。気づく二人、Nさんが声を掛ける。
Nさん「Bさん、こっちで一緒にどう」
Bさん「あっ、野村さんにXさん、一緒にいいですか。うれしいな」
Nさん「敬語じゃなくていいよ」
Bさん「それじゃあ、すみません」
Xさん「決まったら、ボタン押すね」
メニューが決まり、店員さんを呼び出し、オーダーする。
Bさん「じゃあ、ラーメンと餃子。あと、ドリンクバーを」
店員さん「ラーメンと餃子。あと、ドリンクバーですね」
店員さん「ドリンクバー、あちらにございます。ご利用ください。メニューお下げします」
食べ終わった頃、少し話し出す。
Xさん「Bさん、速いみたいね」
Bさん「いや、そこまでは」
Xさん「謙遜するわね。フリー一分きっているみたいね」
Bさん「そうではあるけど、まだやることは多いかなー」
Nさん「あのホーム、きれいだし、ほとんど無駄がないね」
Bさん「どうも、野村さんのホームもきれいだと思う」
Nさん「そっか、ターンもうまいよね」
Bさん「ターンは、かなり練習したんで」
Nさん「そっか」
Xさん「国体でるみたいね」
Bさん「国体はでる予定かな」
Nさん「何回目?」
Bさん「3回目、今回は決勝ねらっているとはいうかな」
Nさん「ホント?すごいわ」
Xさん「――、すごいわ」
Bさん「わかりませんが、がんばる感じで」
3人は、その後、ファミレスを後にする。
数日が過ぎ、休息日にトレーニング室でマシーンをちょっとやって家に帰る。家に帰ると、なんとなくむしゃくしゃして、まくらにけりを入れる。上を見上げて、一呼吸おいて、また2発、けりを入れる。
Nさん「くそっ」
しばらくイスに座って、何かを考えていた。
Nさん「これじゃあ、だめだ」
部屋を見渡す、
Nさん「やるしかないか」
イスから立ってのびをする。外の景色を見る。